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エジプト、世界の火薬庫


エジプトは大国だ。サウジと並びアラブ世界の盟主。
アメリカの長年の膨大な援助で生きてきた。イスラエルとのバランスのためだが。

チェニジアに発したインターネット革命は意外に早く、エジプトに来た。
援助で生きる国のコンプライアンスは低い。
途中で金が抜かれるからだ。日本のODAも同じこと。

さて、映像を見ていると、おっかなびっくり、何かを恐れるようなエルバラダイ氏が担ぎだされて、デモに参加していた。撃たれたら終わりだ。

今回のデモ、イスラム国としては珍しい女性の姿が見える。
これは民衆はもう戻れないところに来ているかもしれない。

先回も書いたが、今年の世界は大きな曲がり角に差し掛かっている。

現在の日本国民の大きな課題、そういうものとは違う、何かだ。
「注視」どころか、ここ2-3日が山場ではないか。

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コメント

No title

ムバラクが倒れてイスラム政権になってしまうと、エジプトとパレスチナが政治、軍事的に一体化してしまう。

パキスタンをタリバンが兵站・出撃基地にしてアフガンで暴れるように、イスラエルは国の存立が相当厳しくなると観測されています。

アメリカが今、沈静化に相当肩入れをしているところでしょう。
分かれ目ですね。

日本人は当分エジプト観光が出来なくなる、位にしか受け止めてはいないが・・・。

No title

ムバラク氏はアメリカに亡命。アメリカはエルバラダイ氏を民主的に大統領に、エジプトには恥ずかしくない人物。ノーベル平和賞。汚職を絶ち、産業を起こし、国民の福祉、教育に金を使えば、イスラエルと戦争にもならず、国の誇りも保たれると思うが。どこまで進んだ国なのかまったく情報がない。こういう時にアメリカが覇権的であった頃が
懐かしいが、まあ今回は成り行きでしょう。もう何十人もの犠牲者が出た以上、このままでは収まらないが。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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