fc2ブログ

記事一覧

独逸軍鉄帽


気に入りの品だ。もう35年間持っている。
長男をバギーに乗せて歩いていた、ニューヨークのフリーマーケットで見つけた。
この手のモノはガンショーなどでは偽物が多いが、そういう筋ではなかった。顎革だけなかったが内装はしっかりしている。

問題はこの鷲とハーゲンクロイツだ。シールではない。しかしこれが何を意味しているのか。ナチスマークは国防軍ではないだろう。誰か知っている人がいたら教えて欲しい。

手前は2回目に日本に帰る時に切った銃剣。同じ時代のものだろう。ダンさんの東ドイツからのみやげだった。

独逸軍のものは集めたことはないが、これらだけはまだ持っている。

昨日の英軍医療部のレポートの頭部の損傷、独逸軍鉄帽は重いし、視界に問題はあるが、それ以外は同時代の連合国のものに比較しても優れていた。

現在、この手のもので出回っているのは、スペイン軍が作った新物。素材が違う。
映画の小道具はプラステック製のものでこれもガンショーなどには出てた。

結局は現在の鉄帽、内部にプラスチックの同じ形のものが入っているが、日本も他国もこの形を踏襲している。重いので、作業や軽作業ではプラスチックのモノだけを着用する。

スポンサーサイト



コメント

No title

ET64という小さな刻印が内部にあり。

No title

僭越ながら、ナチス・ドイツ空軍の国家徽章です。

No title

恥ずかしながら訂正します。
国家徽章ではなく、空軍のヘルメット用「空軍徽章」です。
空軍の軍服用「空軍徽章」の鷲は同じポーズで向きが逆のデザインです。

No title

因みにETはメーカーの頭文字、64はサイズとの事。

No title

zama兵器さまありがとう。空軍の地上勤務者、警備者用でしょうか。
この徽章はどのような方法で鉄帽に印刷されたか、記されたものでしょうか。赤ん坊だった息子が足をぶらぶらさせんがら見ていたので、
今は大人ですが、お前にやる、と言うことになってます。

No title

プラスティックモデルの「デカール」のような「転写プリント」のようです。
ナチス・ドイツ空軍には基地要員以外に領域の防空や、陸軍と共に行動する対空砲部隊が存在し、生産された対空火砲の9割が空軍に配備されているようです。
しかも権力欲の旺盛なゲーリングは「ヘルマン・ゲーリング装甲師団」まで創設して陸軍と張り合っています。
独特な軍装の航空機搭乗員や降下猟兵(空挺隊)はエリートとして写真や映像で目立ちますが、陸軍と同じ軍装の空軍地上部隊は徽章で見分けます。

No title

追記です。
ゴムのように柔らかい「台紙」に印刷し、塗料や接着剤が乾く前に曲面や球面に押し付けて「台紙」を剥がすと転写されます。

No title

情報ありがとうございました。ヘルマン・ゲーリングが親玉でしたね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ