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[これだけは読んでおきたい特攻の本」


この夏読んだ、あと一冊の特攻に関する本だ。
光人社刊、北影 雄幸著 「  」内は同書より参照。

「確かに彼等の手記、遺文などを読むと、厳格な軍人というよりも、ナイーブな心を持つごく普通の少年であり、青年である。現代の青少年と本質的には何ら変らない。ただ大きく違う点は、彼らには現代人にはない強烈な祖国愛と郷土愛があり、かつその祖国と郷土を守らんとするこれまた強烈な使命感と義務感と責任感をもっていたことである。」

特攻は1944年10月末、フィリピン沖から、翌年8月中旬まで10ヶ月間続き、延べ3461機
(海軍2367、陸軍1094)、4379名が戦死した。
連合軍に与えた損害は戦死者12381名であり、アメリカ海軍史上、現在に至るまで彼らがこれだけの損害をうけた戦闘、もしくは戦闘方式はない。(沖縄では約1万人地上の戦死者に対し、海上で約5000人が特攻の犠牲となった。)

「彼らにとってもっとも大切なものは、美しい祖国の山河であり、そこに暮らす愛する人々であった。」

外国人からみた特攻をフランス人ミローの「神風」から引用している。44年10月25日レイテ湾で
空母セントローを轟沈させ、1500人の戦死、行方不明と航空機128機を撃破した。沖縄では組織的な特攻が行われ、4月6日、菊水一号作戦では524機、そのうち303機が特攻機だった。
ミローは「カミカゼ」が連合軍将兵に与えた真理的な影響から、西欧人の理解できない作戦、自ら志願した隊員、清冽な覚悟などを述べていたそうだ。

アメリカ軍が撮影した映像のなかで印象的なのは、特攻を受けている最中の乗員の表情だ。対空砲の引き金を引き続けるが、ぐんぐんと近づいてくる特攻機。大爆発、カメラマンも射手も戦死したそうだ。

この本は多くの隊員の書いたものが引用されている。家族特に幼い弟や妹への手紙は泣かせる。
もし機会があれば知覧の特攻資料館、靖国神社遊就館の資料を自分の目で確かめることをお勧めする。
私はこの本が表現している特攻隊員の心情は正しいものだと思う。

終戦のわずか3日前の61年前の今日も特攻出撃命令は出された。(明日に続く)

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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