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昭和天皇はA級戦犯を本当に批判したか?


ロシア,アレクサンドル・ゾクーロフ監督「太陽」は不思議な映画だ。
終戦直前から直後の昭和天皇を描いた作品で、イタリアで撮影されたと言う。
なぜ今、このようなテーマを映画化したかよく理解できないが、しかし水準は高い。
新鮮だ。単なる外国製歴史ものとは違う。

この映画では昭和天皇がご自分は「神」か「人間」かを悩む。
「そして、昭和天皇はご自分は人間であると言う実感に救われる。」これがポイントだと感じた。
昭和天皇を演じた、尾形イッセーの演技も良い。内容が100%事実でないことは明白だ。
事実誤認や想像も沢山あったが、しかし、昭和天皇が「悲劇に傷ついた、ひとりの人間」であったことをうまく表現している。

昭和天皇は学者で博学であった。この点に映画は妙に焦点を合わせていた。昭和天皇は、
何でも知っておられたし、学者と交わす問答、ユーモア、ダグラス・マッカサーとの会話、映画はともあれ、事実はどうだったのか実に興味深かった。「あ、そう」を連発する。
ロシア作品なので、当然、アメリカ軍を良い存在には描いてない。
事実はダグラス・マッカサー総指令官は父親が明治天皇に謁見したことを誇りにしていたくらいで、乃木神社を荒らしたソ連兵をMPをつかい散々こらしめたほどだったことからも昭和天皇にはある種の畏敬の念を抱いていただろう。(アメリカ軍通訳がおかしい。プーチン大統領に似た役者だ。)

甲子園出場選手が平成生まれになったくらいで、昭和は遠くなった。
しかし、単純に戦前、戦中における意思決定の手順をみても、昭和天皇が所謂A級戦犯だった人々を処刑後、悪く言うわけがない。
日本経済新聞の記事、富田メモは偽モノか何かの間違いだろう。歴史を知らぬ者の分析だ。

大体、「A級」などと言う戦犯のランク付けは連合軍軍事法廷が勝手に区分けしたもので、「近隣諸国の受け」を狙い、それをどうこう言う輩はまったく許せない。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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