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耳栓(イアープロテクター) これが日本軍の制式か。


射撃、砲撃の音や衝撃から耳や目を保護する道具が必要だ。
私自身、数千発の火縄銃から重機関銃までの射撃を行った経験があるが、初めから、専用の耳栓をしてた。後半は耳の中に入れる形式のものと、耳を覆うものと2つを併用してたほどだ。
私より一世代前の射撃をやる人は、現在大体が耳をやられていて、普通の音が聞き難い状態の人が多い。

画像の耳栓は日本軍のもので、「護耳器」と表示された木箱に入っている。裏に「大」と「小」と各々表示された2個だ。
箱は横55mm、奥行き22mm、高さ30mmで、上の蓋の部分を回転させると、二つの穴が掘り込まれており、そこに耳栓が入っている。
耳栓はベークライト製で、黒、耳の内部の形をして、外側の内部に金属の網が、真ん中は空洞で通っている。

「大」は長さ17mm、外側直径12mm(網の入っている側)、耳の中に入る部分の直径9mmだ。
「小」は長さ15mm、外側直径12mm、内側直径7mmだ。外側の大きさは同じである。
「大」と「小」の差は、長さと内側の大きさだった。
二つの耳栓は糸で結ばれていて、首に回していたことが考えられる。
私の耳には「小」が合致した。

効果は?
現在のものに比べたら、金属の網が衝撃を和らげる仕組みらしいが、真ん中の抜けている部分が大きいので、厳しいものがあったかもしれない。音を和らげるが、命令など会話に支障があってはならないから。

これらは砲兵の指揮官が使用したのではないか。作りからみると、特別な感じがする。陸軍か海軍かは不明だ。
一般の兵は綿でも入れておいたのではないか。

射撃してみると、イアープロテクターは絶対に必要なものだ。
耳を被わずに軍用大口径小銃を発射すると、数発撃った後、耳鳴りがして、しばらく平常に聞こえない。

日本では最近普通になってきたが、射撃だけでなくあらゆる作業にアイプロテクター(安全眼鏡)も重要なものだ。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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