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不幸なるかな「ミツトヨ」事件



本日のトップニュースは精密計測機械メーカー「ミツトヨ」の三次元測定機器が、リビア、イラン、北朝鮮などに不正輸出され、核兵器開発に使用されているという疑いで、社長、役員が逮捕された事件だ。

世界でこの機器を開発製作できる高技術を持った会社が少なく、野望を持つこれらの国ぐにに目を付けられていたのだろう。(リビアは脱落したが。)

そもそもミツトヨは「三豊」と言う名で、沼田 克範氏が1934年(昭和9年)に創立した会社だ。
マイクロメーターを東京都大田区蒲田で開発製造していた。
社のマークは豊臣家の瓢箪の馬印を3つあしらった意匠だ。
画像のようなマイクロメーターは航空機や兵器の製造にはなくてはならない計測器だった。

蒲田は軍需工場(光精機、日立兵器社など)が多く存在し、創立の年から三豊社もその製品は軍、もしくは軍需品を製造する会社に納められていたに違いない。
1940年には川崎に、1944年には宇都宮(中島飛行機が納入先と推定できる)工場が拡大した。

勿論、第二次大戦中に培った技術は戦後花開いた。これは日本の多くの企業に共通している。
今回の不正輸出問題は、同社がきちんとした企業理念を持ち、またその技術の世界最高峰にあったことから残念でならない。

軍事転用できる最先端テクノロジィーは国の経済産業部門が守らねばならない。
今回の事件は「北」に対するスケープゴート的な感じがしないでもないが、国のテクノロジィー管理が甘いからだ。日本にはその種も技術は山ほどある。

「北」の核を阻止するなら「パチンコ」を賭博として非合法化すれば良いと言う人もいる。

画像はミツトヨ社サイトより、同社が1934年に開発製作したマイクロメーター、当時の工場の模型。

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コメント

No title

ちょっと大騒ぎしすぎだと思います。はさみと同じで測定器は使いようです。この論でゆくとパソコンや鉛筆まで核開発に関連するといわれそうです。わたしは、以前、軍事転用できる民需品の輸出をみすごすのかと憲法論議で攻撃されたことがあります。日本が手を引くと、アメリカあたりの会社が手を出すのではないですか。

No title

「北」の核開発に対する見せしめです。日本政府は日本が輸出でもっている国で、産業界がどれだけ努力しているかを認識すべきです。見当はずれのうるさいことばかり、経済産業省は言いやがって、無責任です。

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Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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