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謎の拳銃収容嚢 浜田式用と判明。


大分以前だが、日本の骨董市で「九四式拳銃ホルスターです。」と言うものを手に入れた。
残念なことに、蓋の表には「森岡」(右より)と墨で書かれており、内部にはへたくそな文字、縦書きに
右から「九四式拳銃ケース、近衛師団長陸軍大将三○森岡守成閣下所持 大正十三年恩賜軍刀」と書かれている。どうも恩賜の軍刀と一緒だったものらしい。

これが九四式拳銃用でないことは一目見て分かった。予備弾倉の収容ポケットが外に付いているが、それが九四式8mm用としては明らかに幅が狭く小さい。

かなり使い込まれた収容嚢で、革がほどよく時代がある。端に濡れた跡があるので、野外にも出たことがあったのだろう。

しばらく置いておいたが、中田商店で、各種軍用拳銃のソリッドモデル(合金製で稼動部分はなく、黒く塗られている)を購入してきて一つづつ合わせてみた。

何と、浜田式拳銃がぴったりだった。

浜田式は7.65mmなので、弾倉は九四式よりは小さい。
森岡大将が本当に浜田式拳銃を持っていたかどうかは明らかではない。
このへたくそな書き文字がなければ相当価値があるものだろうが。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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