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知覧で発見した「火縄銃置き台」


昔、鹿児島の知覧に行った。目的は特攻資料館と武家資料館だ。

武家資料館は武家屋敷から出た古いもの、家具、武具、食器その他を一切合財、町が保管してあるところで本格的な資料館か博物館を作るまえの準備段階だった。。武家屋敷の通りの突き当たりにあった。
そこの収蔵物を見学させて貰った際、珍しいものを見つけた。火縄銃(薩摩筒が4-5挺あった)を床の間などに立てかけておく台だ。3挺の銃が立てかけれるようになっており、その台には引き出しが付いていた。
引き出しを開けてみたら火薬入れ、口薬入れ、玉型、火縄などが江戸期そのままに残されていた。
いざと言うときに引き出しの付属品と銃を持って飛び出せるようになっていたのだ。
刀剣は刀掛け、槍は長押を決まっているのに、火縄銃はどこに置いてあったのか、が私の疑問だったが
この台を見て、一挙に解決した。

画像の台は薩摩の豪快な台よりは都会的なものだ。やはり3挺の火縄銃の上部を手前にして立てかけて置くものだ。
欅製で漆塗りだ。高さ97cm、幅37cm、奥行き36cm。
台に掘り込みがあり、同じく上の桟にも掘り込みがある。しかし銃の収まりはあまり良くない。
台の下は2種類の引き出しになっており、大きいほうには装具を入れ、細い方には早合20発ほど縦に入る仕組みだ。

いずれにせよ、火縄銃台はある石高以上の武家屋敷には必ずあったものだろうが、今は大変に珍しいものだ。
大体、銃がないと、この台は何のためのものか分からず、燃やされてしまったのだろう。

鹿児島県知覧は、特攻隊でも新発見があったが、江戸期の薩摩郷士の生活を知る意味ではとても存在意義の高いところだ。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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