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信号銃海軍28mmの収容嚢


萱場 四郎氏は戦前の日本の技術界における天才のひとりだった。
現在、活躍しておればノーベル賞もの研究活動も幾つかあったに違いない。
日本海軍航空母艦の航空機着艦装置を開発したことで有名だ。だからカヤバは今でも緩衝装置では世界一流の会社なのだ。

萱場博士の開発で忘れてならないのは、海軍の2連、3連の信号銃、照明弾銃だ。
信号の色や種類で、メッセージを伝える、煙で風向風速が操縦士に理解できる、このために信号銃は当時の航空機運営にはなくてはならないものだった。
陸軍は35mmを使用していたが、海軍は28mmだった。陸軍は単身のみだったが、海軍には
単身、2連、3連の2種があった。
信号銃は一種の花火で、大口径は必だった。しかし信号銃は金属弾は発射できない。非情に薄い銃身だ。

2連と3連はとてもかさばった。その収容嚢が画像のものだ。
拳銃の収容嚢としては日本的でない。どちらかと言うと欧州的、なかでもドイツワルサーの形式や色を
踏襲していた。

中田で収容嚢の複製品を作った。材質、作りも良かったが、色が海軍的でない。生皮革の茶色のままだった。
海軍の信号銃収容嚢は黒く着色してあった。

なお、萱場が製作した2連、3連信号銃は28mmと言う大口径拳銃だから(12番散弾銃でも18mm)、片手で頭の上から発射すれば手首を傷めた。(陸軍35mmは両手で撃たせたと推察する。)
しかし、航空機などから発射する際は両手で撃つわけにはいかない。

そのために銃自体に緩衝装置が付いている。銃身が後退するのだ。こんな信号銃は見たことがない。
この緩衝装置は射手にとってはとても有効なものだっただろう。
大体世界どこでも信号銃は不恰好なもので、発射する兵士は大変だったろう。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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