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よく見つけた海自の20mm弾


画像は帝国陸軍が使っていた2種類の20mm弾だ。
短い方が九七式対戦車砲、長いのは九八式対空、対戦車砲の薬夾だ。(これは弾丸がない。)
九七式は全長が190mm、九八式は210mmだ。丸いのが500円硬貨だ。
九七式対戦車砲はノモンハンで活躍したが、いかんせん対戦車としてはここまでが限度だった。
弾丸には緑と白い帯が入ったおり、なかなか良い状態で、魅力的な弾薬だ。とても小さな信管も付いている。(この画像のものは後部にあるが、もうひとつは頭についている。)

帝国海軍は航空機搭載用機関銃以外に20mm機関銃は使用してなかったが、現在は海自は25mm、20mmを使用している。(帝国海軍艦艇には13.2mmと25mm、いずれもホチキス方式を搭載していた。帝国海軍航空機の20mmはエリコン方式だった。)

今月の初め、むつ港に訓練から帰った海自ミサイル艦が20mm機銃を点検している際に10発が誤って陸地に向かって発射されて、例によりマスコミは大騒ぎした。
この手の事故は機関銃(砲)にはつきものだ。とにかく給弾方式が箱型弾倉なら弾倉を外してしまえば、事故があっても薬室の1発だけだが、現在の海自のミサイル艦やイージス艦の20mmはバルカン砲で、給弾が複雑だから、一瞬のうちに10発くらいは出てしまう。各々の薬室に装填しておれば、一回りしたらそれくらいの数は出てしまう。

射程が1800mもあるものを、角度を推測し、発射された弾丸が、民家などに命中してないか、被害を与えてないか、調査するために弾丸を5発探し出したそうだ。
立ち木に命中していた弾丸の写真を見たが、これらを全て見つけ出した海自の担当者の努力は偉い。

アメリカ軍なら絶対にそんなことはしないだろう。事故の報告がなければそれでOKだ。

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コメント

No title

良くも悪くも「安全管理」が徹底されてるってことでしょうね。

No title

しかし64式小銃が盗まれた。内部の犯行とのニュースもあります。64式小銃はモデルガンでも25万円と言っていたから。 盗みたいほど好きな奴は何時の時代にもいるのでしょうね。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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