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海軍伝統の25mm弾


帝国海軍は1930年代初頭、三菱商事の仲介でフランスから密かに13.2mmホチキス対空機銃を
導入していた。1933年、九三式と制定。
この機銃の特徴は大きな弾倉を使用し、普段は一般艦内勤務の乗員が戦闘時には銃座の弾薬補給係りとして戦闘に参加することで、弾倉の供給を円滑に行った。

海軍は直ぐに13.2mmの口径を拡大した25mmを開発し、太平洋戦争が開始されると、整備のため
入港する艦艇に25mm対空砲を次々と増強した。1936年九六式と制定。
戦艦大和は最終的には100門の25mm対空機銃を装備していたと言われている。

25mm機銃は、単身(主に地上で設備を防御する)、2連、3連と3種類あった。
戦艦や、巡洋艦には九六式射撃制御装置により、各銃座が電動で制御されるようになった。
(同じものを陸軍も九八式20mm対空機銃で採用した。)

この九六式25mmは相当な数量が生産され、アメリカ軍に鹵獲された機銃は、ブローニング機銃の
供給が間に合わない前線の魚雷艇に装備されたと言われている。筆者は2万門生産されたと推定した。

画像はこの25mm弾だ。(例によって丸いのは500円玉)
弾丸の先端に小さな信管が付くが、この画像の弾丸は信管がなくベークライトの蓋がしてある。
大体1門に2600発の弾薬を用意したとのことで、信管は戦闘の直前に一つ一つ手で付けた。

この25mm弾がまた魅力的だ。全長22.5cmある。
単発機は大体1発命中すると撃墜という威力があった。ブッシュ父も小笠原で地上の25mmで撃墜され
九死に一生をえた。(他の2名の乗員は戦死した。)

海自でも25mm機関砲を使用しているが、舞鶴で乗員が1発ごまかして隠していたが、隠しきれず
砲の薬室に装填しておいたので大変なことになった事件が2-3年ほど前にあった。

この弾薬を見ると欲しくなる人は多いだろう。昔のようにレプリカか、使用済みのものから飾り物を作り、土産として売店で販売したらどうか。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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