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年少者用教練銃剣


大正時代、軍縮期間の日本は多くの軍人に「肩たたきを」が行われた。
しかし、その軍人達を学校に派遣して文部省が費用を出し、生徒に軍事教練を行うと言うシステムが出来た。
これが学校教練だ。
主に昭和の始めから、中学、専門学校、高等学校、大学などで教練が実施されるようになった。
それに加えて、上級学校に進学できない子供の為に「青年学校」が地域や会社単位で設立され、男子生徒の3分の1の時間は軍事教練に当てられた。(「日本の機関銃」教練、訓練用を参照)

画像の銃剣は恐らく中学の1・2年生の教練に使われた機材だろう。
全長は38cm、合金製で「刃」はない。(銃刀法の刃物には該当しない)鞘は鉄板製だ。「刃」の部分は27cmで、先は丸い。合金製なので重い。
鍔は鉤型で、三十年式初期の銃剣を真似ているが、左右対称で、「剣」はどちらからでも鞘に入る。
樋は真ん中に入っている。
握りに特徴があり、ここはとてもおもちゃっぽく、かわいいのだがこれが重くしている原因だ。
釦を押し銃から離脱させる仕組みだが、バネは握りの裏にある針金状のものだ。

この教練銃剣は三十八式歩兵銃を8分の7に縮小した教練銃に合う。
この教練銃は南部の特許であるので、この銃剣も南部が製作したものだろう。
「オ87」と番号が入っているがこれは学校で入れたものだろう。

なお、遊就館に展示されている「三八式小銃」は実物ではない。教練銃だ。大学で使うような実物大の
教練銃は良く出来ているので、学芸員も間違えたのだろう。

学校教練をフルに受けたものは軍隊に入隊した際に基本的なことは出来ていたので、徴兵期間が短縮された。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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