少し重い二式空挺隊用7.7mm小銃その2
- 2006/10/26
- 08:51
二式小銃は画像のように結合する。
結合部分は厚い鉄板で覆われている。銃身が機関部に入る部分に補強してあるからだ。
従って、重い九九式小銃よりさらに重くなってしまった。
これは空挺用としては議論があっただろう。しかしその頑丈さは白兵を重んずる日本陸軍としては譲れぬものであっただろう。
銃の精度は200m(九九式照準の基本)で、九九式小銃と比較し、殆ど差はなかったそうだ。
私のバンザイシュートアウトでの実験、これは100mでも殆ど差はなかった。
また2挺の二式小銃の銃身を交換して射撃しても支障はなかった。
先にも書いたが、映画に出てくる暗殺者が短いケースに入れた狙撃銃はほとんどが、二式小銃そのままかそれを改造(木部を短く)してスポーターにしたものだ。
このような小銃が世界中どこにもなかったからだ。
今回2挺の二式小銃をアメリカで処分してきたが、きちんとした収集家が改造することなく、永遠に引き継いでくれることをせつに望む。
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