日本にもFBIは3班体制でいる
- 2012/02/28
- 08:35
FBIの任務のひとつにテロ対策がある。
またアメリカの治安に影響する外国勢力、例えば最近では山口組の資金を凍結した。このような案件は彼らのものだ。日本にも北をはじめ大勢いるそうだ。
『ジョン・エドガー・フーバー』1924年、29歳で長官に就任し、77歳死ぬまで、8代の大統領の元でFBIを率いたの映画を観た。イーストウッド監督で今回のアカデミーにはかすりもしなかった。
映画としては良い出来ではない。焦点がぼけていたからだ。
フーバーの出目は良く分からないところが多く、アルバイトで高校を卒業し、ジョージワシントン大に行く、マザコンであった、ゲイだった、マフィアとの付き合いがあったなどなど、服道楽、競馬好き全て今まで語られてきたことを羅列しただけだったからだ。フーバーのレイシストだったことも有名な話だ。
現在、FBIは3万人の職員を有し、そのうち12500人は特別捜査官だ。「捜査」に特化した組織と言える。指紋とか、現場に残された証拠、科学的捜査、盗聴などさまざまな手法をとりいれた。
アメリカにはCIA,ATFEなど国家的捜査機関が重なっており、個々はとても強力だ。
それでも現在は核によるテロ、小型核爆弾が持ち込まれ、ニューヨークかワシントンがやられるのを一番恐れている。
昔のおおらかさはない。空港で大掛かりな検査を時間を掛けてやるが、持ち込みは外交官にやらすだろうと言われている。
各捜査機関の縄張り争いで情報が正しく伝わらなかったのは911の際も同じ。
テーマは良かったがちょっと残念な映画で、福岡出身の『吉田 秀雄』を思い出した。