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パニクッタ官邸


原子力災害の民間調査報告書を報道でみる限り、311から数日間、官邸はパニックにあった。
官房長官が家族をオーストラリアに避難させたと言う話しも本当かもしれない。

個人でも組織でも、さほど大きな問題でもなくて、直ぐにパニックになってしまうことがある。またそれを利用する奴もいる。原子力を停めて、他で儲けるとか。

何か決定ごとをしなければならない案件に関して言えばパニックは怖い。解決策と逆のことやるかもしれないからだ。

個人でもパニックになり易い人間はいる。

仕事のことで事故があると、ヒステリー状態になるのだ。

私の経験では1985年、ベルギーのヘイゼル競技場で、ウエファチャンピオン、ユベントス対リバプールを観にいった時に大乱闘が起きて、数十人が死んだ。(画像)

その死体が累々と横たわるところを、アディ・ダスラー氏とボディガードもなしに他2人と抜けて、トンネルから競技場の外に出た。今度は怪我人だらけだった。ダスラー氏は「ホロコースト」にも生き残った人だ
「うん、この人といれば大丈夫」と感じた。落ち着けと判断するために試合は続行させたようだ。
街中は火をつけられたり大騒ぎだった。私と一緒に行ったアメリカ人は完全にパニクックになった。

地下鉄で逆の方角に行き、落ち着いていた地域でおり、タクシーを捕まえ、ホテルにもどった。道には車がひっくりかえっていた。

その時、立て替えたタクシー代をまだ返して貰って無い。

ダスラー氏は高額紙幣しかないから、頼む、あとで返すと言ったが故人となった。アディダスは健在だが。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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