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市販のワナ トラバサミ



狩猟に「ワナ猟」がと言うのがあり、免許が必要なことは書いた。
結構、面倒な試験だった。鳥、動物の絵を見てマンツーマンで名前を答えねばならない。ワナでは鳥類は捕ることはできないが。見たことも無いワナの操作もある。

ワナの一つに「トラバサミ」(画像)がある。これは廉価で市販されて、誰でも買えるのだ。
なぜ免許のない人も狩猟が出来るのだろう。(この二つのものは昔と現在だ。昔は真ん中の板がYだったが今はZだ。新潟県三条市の製作だからしっかりしている。)

しかしこの矛盾は野山に近いところに住んでみてはじめて理解できる。

最近の熊出没問題にもあるように、日本の里山は人口減少とともに急速に自然がよみがえってきた。
道路にはねられた狸がいた。(アメリカの田舎では30分も走るとコート一着分くらいの小動物が夜の間に車にはねられている。)

日本でも農家や山の家では夜中に猪をはじめ、狸、狐、いたち、テン、ハクビシン、野猫などの小動物が出て来て農作物を荒らす、鶏を全部殺してしまうなどの「悪さ」をする。
自分が食べるだけ殺すのではなく、猫科いたち目の動物はいるだけ殺してしまう習性があり、野鳥の巣も襲う。

「トラバサミ」は開いた状態(画像)の真ん中の板にちょっと触れただけで両側の開いた半月型のはさみがバネの力でしまり、動物の足を補足する。
3日前、隣の畑との境に掛けたワナに「黄色テン」が掛かった。即、5.5mmシャープ製の空気銃で射殺した。現在は冷凍庫で静かに眠っている。泥だらけだったが、小川でシャンプーしたら実に綺麗な毛皮だ。昨日、毛皮やさんに聞いてきた。毛皮が完成するには6ヶ月間かかるそうだ。
(家内が冷凍庫を開ける前にこの毛皮やさんに届けておかねば。)

「トラバサミ」と言うのはどうも昔のブランド名らしい。日本の法律では大きなワナ、直径12cmが限度ではさみに歯は付けられない。昔のものはせいぜい8cmくらいだった。猪はとてもこの手のワナではだめだ。

この阿武隈高原(日テレ日曜の鉄腕ダッシュ「ダッシュ村」の近くだが)、には幸い熊公はいないが、猪は毎夜出ているようだ。(昨日まで猪ワナは武ちゃんの協力で総計15個設置した。30個まで掛けられる。)

武ちゃんのように山育ちの人は私のように都会しか知らない人間には驚きの連続だ。山の天気や自然に関する知識は本で読むのと実際は全然異なる。随分吸収した感じがする。

フィリピン戦場で敗走するとなると私などは2-3日間もたなかつただろう。多分山育ち兵が強かっただろう。それでも、
父親の故郷の村から出征した山育ちの若者も6名が戦死した。小さな村だから大変なことで、当家の墓を移転するに際し、銘のない石碑を「小口村第二次世界大戦戦没者慰霊碑」に寄贈した。父親の従兄弟の家系が管理している。ここもすごい山の奥だ。

なお「ワナ猟」は正確には「網ワナ猟」と言い、網を使う合法的な猟法も含んでいる。一度「網」にも挑戦したいものだ。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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