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これらは全部十三年式双眼鏡か?/Are all of them Model 13 not 89?


ご指摘の通りだとすると八九式は地上用で7.5倍であるとするとこれらは全部八九式ではない。
大型双眼鏡と資料は別なところにあるので、調べなおす必要がある。

左は「榎本光学」製造、真ん中は製造刻印なし、右は富士光学製造だ。
全部6倍。視野は9.3度と10度がある。またレンズに目盛が付いているものと、付いていないものがある。

7.5倍と言うとかなりの高倍率だ。

昨日の記事の直ぐ後だから間違っていたらみっともないが、十三年式双眼鏡は見たことがないと、言う
言葉は撤回しなければならない。

I had a comment that the last article's subject Model 89 binocular is a M-13(1923) not a M-89
(1939). The comment was from a very keen and knowlegeable person of Japanese optics.
I wrote the article before base on "The Optical Industrial Histry in Japan".
He researched from "Nikon's Company Histry." He may be right. I am not sure that they are M-89.
He wrote M-89 is 7.5 power and bigger size.

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八九式双眼鏡の資料

様々な素晴らしいご研究内容を興味深く拝見させていただいています。

さて、現在は「国会図書館」や「国立公文書館 アジア歴史資料センター」の資料が充実しています。それらで閲覧できる資料を読んで、八九式双眼鏡は6倍24粍ではなく、7倍50粍であると確信しています。猫洞さまがご指摘のとおり、写真の双眼鏡は十三年式双眼鏡6倍24粍です。
つまり、これまで須川様が著書「日本の軍用銃と装具1995」「日本の機関銃 日露戦争100周年を迎えて 2003」や「特別展 板橋と光学 Vol.2 2010」寄稿文で「八九式双眼鏡は6倍24粍である」とされているのは間違いであると考えられます。

八九式双眼鏡が7倍50粍であることを、須川様にも再確認していただけないでしょうか。正しい情報を後世に残すためにもお願いしたいです。

「双眼鏡」や「光学兵器」で検索された数百件の資料を読んで、八九式双眼鏡に関係の深い資料をピックアップしました。
(1)国立公文書館 アジア歴史資料センター
1.「八九式双眼鏡制式制定の件 陸軍技術本部 昭和4年」
(2)国会図書館
2.「兵器生産基本教程. 第12巻 (眼鏡) 陸軍兵器学校 編著 昭和18年」
3.「兵器を中心とした日本の光学工業史 光学工業史編集会 1955」
4.「四十年史 日本光学工業株式会社四十年史編集委員会編 1960」
5.「丸 35(5)(430) 日本陸軍兵器博物誌 高橋昇 1982-05」
6.「日本軍装写真集 : 現存軍服及び装備類 v.1 日本軍装研究会 1997」
7.「双眼鏡の歴史 中島隆 2015」
(3)日本望遠鏡工業会HPで入手可能
8.「戦前、戦中、そして戦後の国産双眼鏡開発の回想記録 日本望遠鏡工業会(増渕光正、小野崎誠)」
資料1、2、8は自宅のパソコンからダウンロード可能です。資料3,4は、国会図書館に行くか、公共図書館のパソコンから国会図書館デジタルコレクションにアクセスする必要があります。資料5,6は、国会図書館に行く必要があります。資料7は、置いてある図書館に行くか、書店で購入する必要があります。


4「四十年史 日本光学工業株式会社四十年史編集委員会編 1960」には、日本光学オリオン6倍24粍が十三年式双眼鏡「制六」として採用されたこと、日本光学ノバー7倍50粍が八九式双眼鏡として採用されたことが記述されています。
3「兵器を中心とした日本の光学工業史」は、須川様のいくつかの著書や寄稿文で引用文献として挙げられています。この資料にも、八九式双眼鏡は7倍50粍であることが記述されています。
2.「兵器生産基本教程. 第12巻 (眼鏡) 陸軍兵器学校 編著 昭和18年」には、「十三年式双眼鏡6倍24粍」「八九式双眼鏡7倍50粍」「八九式十糎双眼鏡15倍105粍」「三七式双眼鏡6倍18粍」「九三式双眼鏡4倍40粍ガリレオ式」ほか、砲隊鏡、照準眼鏡の各諸元が記載されています。
1.「八九式双眼鏡制式制定の件 陸軍技術本部 昭和4年」を読んでいただければ分かるように、八九式双眼鏡は、「薄明薄暮で観測が容易」で「光明度大」な「7倍」「射出瞳孔径7粍」の双眼鏡です。八九式双眼鏡は、射出瞳孔径が4粍しかない十三年式双眼鏡6倍24粍と比べると3倍の明るさを持つ双眼鏡です。両者は制定された理由が異なり、それぞれ使い分けられています。両者を混同することは避けなければなりません。

参考までに

参考までに追記します。

(1)国立公文書館 アジア歴史資料センター
「陸軍兵器図制式制定の件 陸軍技術本部 昭和6年」

は、八九式十糎双眼鏡15倍105粍(射出瞳孔径7粍)、及び、八九式十糎對空双眼鏡、に関する文書です。

(注)粍:ミリ、糎:センチ、對空:対空

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Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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