レジー・ジャクソンと同じところに住んでいた。
- 2007/04/29
- 23:19
画像の少年用グラブは「ローリングズ」の商品で、「レジー・ジャクソン」の名で販売したものだ。
このグラブ、とても品質が良く、今はブルーが少しあせているが、
赤、白、青のアメリカ国旗の色で、「スピリット」(アメリカの精神)とも書いてある。
多分建国200周年、1976年に販売されたものだろう。
このグラブは日本製だ。ローリングズのロゴの下にジャパンと書いてある。
僕と家族は1976年から77年、ニューヨーク・リバデールと言うところの高層アパートに住んでいた。当時はその建物しかなかったが、今は周りに大きな建物が沢山できて、目立たなくなった。
その場所はヤンキーズスタジアムまで、順調なら15分間くらいで行けるところだった。
ジャクソンは1977年、ヤンキーズに移籍して、そして何と、僕等の住んでいた建物に入居したのだ。
シーズン前、時々、犬の散歩に出る彼とエレベーターで一緒になった。
黒人が好きな、黒い皮の半コートを着ていたのを記憶している。
この年にヤンキーズはワールドシリーズに出て優勝、彼はMVPに輝いた。
1987年まで現役で、ホームランも多かったが三振の数は大リーガー一だそうだ。
現在ならば、彼は松井と同じようなところに住むだろうが、当時はまだいくら有名選手でも僕が住んでいたようなところしかなかったのかもしれない。
この30年近く前に作られた、品質の高い、グラブが日本製だったとは。どこの会社の誰が作ったのだろう。
いま、レジーはヤンキーズにいて松井秀などにバッティングのコーチをしているとのことだ。