fc2ブログ

記事一覧

帝国日本軍兵士用腕時計

精工舎などが製造していた。
時計はチャチだ。直ぐに壊れるだろう。これらは動く。
セイコーは戦後、輸出用の時計を製造し、その技術はとても高かったそうだ。
 
しかし、クオーツが開発されると、機械時計製造は辞め、製造機械は輸出、職人に仕事は
無くなった。
 
その反対が「ロレックス」だ。愚直にも同じものを作り続け、今回の景気回復でも真っ先に
100万円単位のものが売れだした。
ブランド時計のクオーツはまったく価値がないと言ってよい。中味は千円単位だから。
 
左は陸軍、フェースに星。右は海軍、裏に錨の刻印。両方とも動く。
 
戦前、何百万という単位で製造したが、戦後使い切られてあまり残ってない。
将校は自前だから金のあった人は輸入したものを使った。

スポンサーサイト



コメント

No title

「帝国日本軍兵士用腕時計」ですか。
旧軍の時計には中田商店監修の復刻版も有りますが、ブログ主様所有の程度良好なオリジナルは貴重で、愛用のブライトリングと共に、素晴らしい逸品で、貴重な歴史的な遺産と言ってもよいでしょう。

ただ、御指摘のセイコーですが、今もダイバーズウォッチ等では機械式時計(自動巻き)を製造しています。
これらは、舶来のブランド時計のような華やかさはないかも知れませんが、その性能はプロの潜水夫が命を託す事の出来る相棒で有ります。

ただ、お値段も中々な物で、とても私には買えません。

私の手元にあるのは、中露両国から取り寄せた、ロシア、チャイカ製の手巻き式と中国製自動巻き腕時計他、これらにはロシア海軍航空隊や中国軍の紋章等が刻まれているものも有ります。

それに旅先の香港で買った毛沢東時計(手巻き)と国内の通販で手に入れたセイコー5(海外工場製?の自動巻き)と言った安物ばかりです。
ただ、どれも愛着がありますし、末永く所有していくつもりです。

No title

かっての日本製腕時計は、確かに昭和10年、20年のものは現代の高品質から考えれば悪夢のように劣悪で、不正確かつ直ぐに壊れました。

時限信管を電波信管化できず、時計タイマーに頼った日本軍の高射砲弾。
正常に作動せず、上空で炸裂せぬまま、帝都に落ちて被害を与えたものもあったろう。
知る由もありませんが。

No title

拙投稿に対し、当時の実情等について、y様からの御指摘有難う御座います。

信管製作のリコーエレメンツは、戦前、タカノと言われた頃から、ずっと腕時計を製造していると聞きます。

また、手元にあるウグリッチ ウオッチ ファクトリーJSC「チャイカ」のオリジナルカタログによると、独ソ戦中、当時のソ連軍に対し、製品を納入していたと言います。
このように防衛と時計等は切っても切れない存在ですが、
「丸」等に広告のあったケンテックスの腕時計は部内販売品らしく、
腕時計を日本の自衛隊が正式採用の上、隊員に交付した話は、ごく少数のダイバーズウオッチ以外聞きません。
また、今のロシア軍は、記念品等以外では、宇宙飛行士にフォルティスの腕時計を採用している様です。

時代の流れで、純国産の軍正式採用の腕時計が少なくなったのは、寂しい限りですが。

No title

国産の軍用時計はないのですか?ところでセイコー5は私も新入社員の頃、夏用に買いました。上司にビジネスマンらしくないと言われたのを覚えてます。製作会社の人に5000円で売りました。

No title

おはようございます。
カシオのGショックは、自衛隊正式採用ではないですが、お値段手ごろ、無類のない堅牢さと高性能で自衛官だけでなく、スントー等と並んで、米兵にも愛用されていると聞きます。

ただ、私の同僚もGショックを愛用している人がいますが、個人的には、機械式腕時計が好みで、デジタルはちょっと…。

尤も、折角手に入れた、チャイカ製を筆頭とした機械式腕時計も、職務上、汚れ仕事が必須な為、普段、激安のクォーツを使っており、時折、手にするぐらいですが…。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ