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車雑誌元社長の話

有名な車雑誌の社長を15年間勤め、OBとなっている方と一緒になり会話を交わした。
車の趣味はほとんど一致しており、お互いに相槌を打つだけであったが、以下気になることが。
 
彼の尊敬する人がふたり「本田宗一郎氏」と「松下幸之助氏」だ。

 
彼はいろいろな会社で講演を頼まれる日々だそうだ。それでがっくりくることがあると。
このふたりの偉人を知らぬ若者が増えているそうだ。
一流会社でも三分の一くらいは「知らない」と答えるそうだ。
 
日本の復興、高度成長、戦後から現在を作り上げたこのふたりをだ。
 
松下幸之助氏は「特攻で命を落とした人たちを忘れたら日本の存在はない」の有名な言葉を
覚えている。
 
いずれにせよ、現代の歴史をきちんと教育していないからこういう現象が現れると言うことで
意見が会った。
 
この人とはまたお会いすることがあろう。
 
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コメント

No title

ナショナルは社名を捨て、パナソニックになったが。
スマートフォン生産市場に乗り遅れ、LG、サムスンの後塵を拝んだ。
テレビもプラズマ生産に設備投資したが、振るわず取りやめ。

ホンダに限らず自動車メーカーは、売り上げを伸ばしておりますが。
頭打ちの国内市場ではなく、海外です。それも現地生産。

海外工場の社員であればなおさら創業者など、世界規模の企業では二人の名は社史の彼方です。

No title

松下家、本田家も社の経営からは外れ、時代は変わったと言う結論でしたが、歴史は歴史。

No title

戦後復興と高度成長は、戦中に日本人がなじんだ総動員体制と、農村地帯から吸い上げた安価で勤勉な労働力の賜物。
固定相場の安い為替も。

ベンチャーの創業者は成功すれば偉人扱いだが、大勢の消え去った分母の上に乗っているに過ぎぬ。
本田宗一郎や松下幸之助がおらずとも、誰かがやったでありましょう。

No title

そういう考え方もあるでしょう。戦前、戦中の日本経済は動員型で
研究開発、省エネ、あらゆることを人間がやったわけですから。

No title

幸之助さんは、レーダーに反映しない、木製「ステルス」機開発に
注力したと。

No title

政権が長超低金利、円安、株高誘導で懸命に援護しているのに。
輸出大企業は十分な収益を出して、世の中に金を回転させておりません。

会社が膨大な純資産を持ち、株が値嵩でも社会的使命を果たさなければ、創業者の遺功も霞むというもの。

No title

その通り。今現在、言われる状況にあります。来週、期末を待たず
行動させねば政府の価値はない。

No title

アベノミクスは、特定の理論に頼った一発的経済政策ですが、この国に多角的なリスクヘッジをとる重厚な手段はもはやないことを、国民は知るべきだ。

経済人の奮起を望みたい。

No title

松下電工は、ゴボウ剣以外は試作機のモックアップを作っただけなので進駐軍による解体を免れたという話を本田の社員から聞いたことがあります。ちなみに「二股ソケット」の現物を知らない世代の方が多くなってしまいました。

No title

松下の乾電池、これは時々、帝国日本の電話機に入ってます。液漏れがないので優秀だったのでしょう。無線機はかなり熱心に製造していたようです。また松下金属、銃剣だけでなく、機関銃弾薬のリンクを
大量生産していた記録があります。本田、ソニーは戦後の会社、戦中の技術や残り物を使いましたが、戦中は何も作ってなかったようです。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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