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ウクライナとクリミア戦争

クリミア戦争発端はオスマンとロシアの対立であったが、実質的には英国、フランス対ロシアの
19世紀におけるアメリカ南北戦争と並び近代的大戦争であった、と定義される。
1853-1856年。年代をみるとアメリカ南北戦争は1861年に始まり、日本の開国は
この二つの戦争の合間であった。戦線はカムチャッカにまで拡大した。
 
歴史的には日本に、英、米、仏、露と列強が揃って来なかったのが幸いとされている。
 
兵器も発達した。フランスのミニエ式小銃も開発された。アームストロング砲が活躍した。
海戦もあった。

 
英仏は100万、ロシアは200万の兵力、全体で30万人の犠牲者が出た。半端でない。
 
クリミア半島はウクライナの南端で、現在ロシア支持者のテリトリーだ。
 
本来、ウクライナ問題は国内経済危機が発端だ。
ロシアと米国とEUが話合うべきのものだろう。
 
ウクライナは過去10年間、経済問題は何の進歩、維新もなかったところに問題がある。
いずれにせよ、自国の「安定」と言う言葉が如何に重要かが再認識される。
 
 
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コメント

No title

そのクリミアは、親露派が分離独立運動を起こしました。
言語も歴史も異なるのだから、分裂必至でしょう。

現大統領が逃げ出したのは、反体制派80名あまりを暗殺したのが露見したのと、反体制派が大量の武器を入手したことが、きっかけだそうです。

シャウシェスクの末路が頭をよぎったのでしょう。
逃げ切れるかは、まだ分からないですが。

No title

あのあわてぶりは普通でなかった。それにしてもウクライナ、10年間経済をほっておいたのはまずかった。

No title

国際収支の赤字を解消するには、投資を呼び込まなければならない。
投資を呼ぶためには、透明性のある市場経済を確立しなければならない。
良好な市場経済を確立するためには、市民社会の安定が必要。

公式は分かりきっているのですが、実現できないのが現実の世界。
このままだと、最悪ボスニア・ヘルツェゴビナのような内戦の果て、二分ないしはモザイク状の分断国家となるのではと思います。

No title

今度戻って来た前の女性大統領が無策であったことに起因しているので、繰り返しはEUとしても承認しないでしょう。しかし、市民の意識がそこまであるか?現在の国民中枢は共産教育を受けているので、なかなか現実認識が甘いのだと感じます。

No title

さし当たって日本の関心は、アメリカがウクライナ問題に介入するか。
介入するとすれば、当然ロシアが対抗するので、日本はどちらの側を支持するのか、です。

No title

日本は独自の「援助」でしょう。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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