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自転車の活用ー日露戦争の近代兵器その8




マウンテンバイクがブームだ。日本でもアメリカでも自動車に自転車を積んで、適した山を自転車で走破する。脚力はいるが、良いスポーツだ。

日露戦争中、日本軍は自転車を活用していた。単に、伝令とか連絡目的だけではなくて、偵察や戦闘にも組織的に使用していた。まさに今のマウンテンバイクだった。
明治時代、社会ではまだ自転車が一般的でない頃、軍用に多用されていたことは特記される。
他の欧米諸国の軍隊はどうであったのか。
japan's fight for freedom誌上に見られるひとつの例は、「コッサック騎兵に追われる伝令」と言う題の画で、騎兵銃を背負った日本の伝令が馬に乗ったコッサック兵に追われながら、山を登っているものだ。ハンドル部分に巻かれた筒状の袋があった。その中にメッセージが収容されていたか何か装具かは定かでない。
もうひとつの例は、小隊単位の自転車部隊で、馬の替わりに自転車を装備していた。
このステレオ鏡のソフトの写真は、街を自転車に乗って走っている一人の兵士で武装はしていないので、
何かの連絡に自転車を使っていたのであろう。

自転車に乗る歩兵は第二次大戦初期、マレー半島をシンガポールに向けて、驚異の速度で進撃した「銀輪部隊」が有名だ。自転車は道路状況の良いところはかなりの速度で走り、また破壊された橋などは兵士が
装具ごと自転車を担いで渡っていた写真が残されている。

アメリカで、日本陸軍が使用していた戦闘用自転車を見たことがあるが、フレームもタイヤも太く、丁度現在のマウンテンバイクのような作りだった。それは「ミヤタ」製の自転車であった。
日露戦争中の自転車は国産か輸入品かは不明である。
どなたか情報をお持ちの方は教えて欲しい。

写真は2枚、JAPAN'S FIGHT FOR FREEDOM

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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