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光学兵器の活用、日露戦争の近代兵器その10




19世紀の中ごろより戦闘で双眼鏡が使われるようになった。
日露戦争ではドイツ製などヨーロッパ製の双眼鏡、観測鏡が使用された。
国産化は日露戦争後で民間会社、日本光学(ニコン)が設立されたのは1917年だった。

日露戦争で使用された陸海の光学兵器は、
1)状況観測用の双眼鏡
2)信号観測用の望遠鏡(かっての天体望遠鏡のような鏡を使わない筒状)
3)砲隊鏡、左右の鏡で距離を測るもの。
などであった。

陸軍においては、一部将校が双眼鏡を装備していた程度で、おそらく小隊単位の装具であっただろう。
砲隊鏡も砲、何門かに一台という単位であったと思われる。
ロシア軍の光学兵器装備率が日本軍以上であったとは思えない。
奉天戦で、照準鏡を装備してないロシア砲が、自軍の陣地を砲撃してしまった記述があった。
上の写真は手旗信号を望遠鏡で観察している様子。下は砲隊鏡で、目標までの距離と方向を計測するために眼鏡である。
将校の双眼鏡使用の写真はthe russo japanese war より、左端は黒木将軍。

写真はjapan's fight for freedom より

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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